磁粉探傷器とは?
じふんたんしょうき
磁粉探傷器とは、金属表面や内部の微細なき裂や欠陥を磁力と磁粉を使って検出する非破壊検査装置のことです。
磁粉探傷器(じふんたんしょうき)とは、鉄鋼などの磁性金属部品に磁場をかけ、表面や表層近くにあるき裂・割れ・空孔などの欠陥を磁粉(細かい鉄粉)の付着パターンで可視化する非破壊検査装置です。
原理は、金属に磁界を与えると欠陥部分で磁力線が乱れ(漏洩磁界)、その箇所に磁粉が引き寄せられて集積することで欠陥の形状・位置が目視できるようになるというものです。
磁粉探傷の主な工程は以下の通りです。
- 検査対象を前処理(洗浄・脱脂)する
- 装置で部品に磁界を与える
- 磁粉(乾式または湿式)を散布・塗布する
- 紫外線または白色光の下で欠陥部への磁粉集積を確認する
- 脱磁処理を行って検査を完了する
自動車部品・航空機部品・船舶の溶接部・建設機械など、破断すると重大事故につながる部品の品質管理に不可欠な装置です。JIS規格やISO規格による検査方法が定められており、製造現場や保守点検の現場で広く活用されています。
使い方・例文
自動車メーカーの製造ラインでは、エンジンクランクシャフトの内部き裂を磁粉探傷器で全数検査し、出荷前の品質を確保している。
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