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物忌みとは?

ものいみ

物忌みとは、日本陰陽道神道に基づく慣習で、不吉な夢・物事・凶日などに際して一定期間、外出や行動を慎み身を清めることを指します。

物忌み(ものいみ)とは、日本古来の宗教的・慣習的行為で、不吉な夢を見たとき・凶日・神事の前後・けがれに触れたと感じたときなどに、一定の期間、外出・会食・行動を自粛し、身を清めて過ごすことを指します。

物忌みには大きく次のような種類・文脈があります。

  • 陰陽道上の物忌み:暦の凶日(「物忌みの日」)に外出・行動を慎む慣習。陰陽師が助言を行った
  • 神道・祭礼上の物忌み:神事・祭りの前に身を清め、俗事を避ける潔斎(けっさい)の一形態
  • 夢告による物忌み:不吉な夢(凶夢)を見た後、悪影響を避けるため一定日数引きこもる

平安貴族の日記や文学には物忌みの記述が頻繁に登場し、貴族たちが物忌み中は「物忌み」と書いた札を門に掛け、来訪者を断っていたことが記録されています。『源氏物語』『枕草子』などにも多くの物忌みの場面が描かれています。

物忌みは方忌みや方違えとともに、陰陽道が平安時代の貴族社会に深く影響していたことを示す代表的な慣習のひとつです。現代では日常的に実践されることはほとんどありませんが、民俗学・歴史研究・古典文学の学習において重要な概念として扱われます。

使い方・例文

「右大臣は凶夢を見たとして三日間の物忌みに入り、一切の外出と面会を断った」といった形で、古典文学の解説や歴史ドラマの場面説明として登場します。

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