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深沢七郎とは?

ふかざわしちろう

深沢七郎は、昭和期に活躍した日本小説家ギタリストで、『楢山節考』などの独自の文学世界で知られます。

深沢七郎(1914〜1987年)は、山梨県出身の小説家ギタリストです。若い頃からギターを学び、演奏家としても活動しながら、独特の世界観を持つ文学作品を書き続けました。

1956年、中央公論新人賞に『楢山節考』が入選し、文壇に衝撃を与えました。この作品は、食い扶持を減らすために老いた母を山に捨てる「姥捨て」の風習を描いたもので、生と死を淡々と描き出す筆致が高く評価されました。その後も『笛吹川』『東北の神武たち』など、土着的・民俗的な世界を題材にした作品を発表しました。

深沢の文学には次のような特徴があります。

  • 農民や庶民の生を根底から見つめる視点
  • 道徳的価値観を超えた生命観の描写
  • 方言や口語を巧みに取り入れた独自の文体
  • 喜怒哀楽を超えたニヒルなユーモア

1960年には文芸誌に掲載した短編が政治的問題を引き起こし、長らく沈黙を余儀なくされました。晩年は山梨の農場で暮らしながら創作を続け、独特の存在感を示しました。その文学は日本近代文学の枠に収まらない異端的な魅力を持ちます。

使い方・例文

高校や大学の現代文の授業で『楢山節考』が取り上げられることがあり、日本文学の個性的な作家として紹介される場面で「深沢七郎」という名前が登場します。

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