三浦綾子とは?
みうらあやこ
三浦綾子は、北海道旭川を拠点に活躍したキリスト教信仰を背景に持つ日本の小説家で、「氷点」などのベストセラーで知られます。
三浦綾子(1922〜1999年)は、北海道旭川市に生まれ育った小説家です。教師として働いていた時期に結核や脊椎カリエスなどの重い病を患い、長い療養生活の中でキリスト教の信仰を持ちました。その体験が後の創作の根幹となっています。
1964年、朝日新聞の創刊85周年記念懸賞小説に「氷点」が入選し、一躍時代の注目を集めました。この作品は「原罪」という宗教的テーマを日本の家族ドラマと結びつけ、大きな社会的反響を呼びました。翌年の続編「続・氷点」も含め、NHKなどでドラマ化されています。
主な作品には次のものがあります。
- 「氷点」(1964年・デビュー作にして代表作)
- 「塩狩峠」(実在の鉄道事故をもとにした信仰の物語)
- 「道ありき」(自伝的作品)
- 「母」(小林多喜二の母を描いた作品)
三浦綾子の作品に通底するのは、人間の罪や苦しみと向き合いながらも希望や愛を見出すという姿勢です。難解な神学的命題を平易な物語として表現する手腕が、幅広い読者層に支持されました。旭川市には三浦綾子記念文学館が設けられています。
使い方・例文
「氷点の著者は誰ですか」という問いに三浦綾子の名が挙がり、キリスト教文学の代表例として国語の教材にも取り上げられます。
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