浸出水とは?
しんしゅつすい
浸出水とは、廃棄物の埋め立て地や地盤内に降った雨水が有機物や化学物質を溶かしながら染み出してくる汚染された水のことです。
浸出水(しんしゅつすい)とは、廃棄物処分場(埋め立て地)などに堆積した廃棄物の中を雨水や地下水が通過する際に、有機物・重金属・化学物質などを溶出・混合しながら染み出してくる液体のことです。英語では「leachate(リーチェート)」と呼ばれます。
廃棄物処分場に降り注いだ雨水は、廃棄物の層を通過する過程でさまざまな有害物質を溶かし込み、処分場の底部や周囲に集まります。成分には、生活廃棄物由来の有機物(BODやCODが高い)、アンモニア態窒素、重金属類(鉛・カドミウム・水銀など)が含まれることがあり、そのまま環境中に流出すれば河川や地下水を汚染する危険があります。
このため、廃棄物最終処分場の設計では浸出水対策が法的に義務付けられています。主な対策としては次のものが挙げられます。
- 遮水シートや遮水壁による外部への流出防止
- 浸出水を集水管で集め、処理施設で浄化する
- 処理後の水質が基準を満たしているか継続的に監視する
浸出水の管理は、廃棄物処理法や廃棄物処理施設の維持管理基準によって規定されており、処分場の廃止後も一定期間の監視・管理が求められます。近年は気候変動による降水量の変動が浸出水量にも影響するため、処分場管理においてより慎重な対応が必要とされています。
使い方・例文
廃棄物の最終処分場で、降雨後に処分場底部の集水ピットに溜まった液体が浸出水にあたります。処理施設でBODや重金属濃度を基準値以下に下げてから放流します。
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