海藻漁とは?
かいそうりょう
海藻漁とは、コンブ・ワカメ・ヒジキなどの海藻類を海から採取する漁業の一形態で、沿岸漁業の重要な柱の一つです。
海藻漁とは、食用・工業用・肥料用などに利用される海藻類を海洋から採取する漁業の総称です。日本は世界有数の海藻利用国であり、コンブ・ワカメ・ヒジキ・テングサ・アオノリなど多種多様な海藻が古くから食文化に組み込まれてきました。
採取方法は海藻の種類や生育環境によって異なります。浅い海岸では素潜りや長い鈎(かぎ)を使った手採り、潮干狩りのような徒歩採取が行われます。コンブ漁では「コンブ漁船」で専用の熊手状の道具(コンブ桁)を使い海底のコンブを引き上げます。天草(てんぐさ)はテングサ漁として伊豆・房総などの沿岸で採取されます。
代表的な海藻漁の種類と産地は以下のとおりです。
- コンブ漁:北海道(日高・釧路・礼文など)が全国生産の大半を占める
- ワカメ漁:三陸海岸・鳴門など、天然物と養殖物が流通する
- ヒジキ漁:三重・長崎・千葉などの岩礁地帯
- テングサ漁:伊豆半島・房総半島など、寒天・ところてんの原料として重要
海藻は光合成を行い海洋の炭素吸収にも貢献することから、近年ではブルーカーボン資源としての注目も高まっています。一方、海水温上昇による磯焼け(海藻が消えてしまう現象)が各地で深刻化しており、資源保護が急務となっています。
使い方・例文
北海道の漁師が夏場に専用船でコンブ桁を引き、海底から長大なコンブを引き上げて天日干しする光景は、海藻漁の典型的な風景として各地で見られます。
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