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死神とは?

しにがみ

死神とは、グリム童話に着想を得た落語の古典演目で、死神と契約した男の顛末を描いた怪談めいた噺です。

死神は、落語の古典演目のなかでも特に異色の作品で、西洋の死神伝説(グリム童話「死神の名付け親」など)を下敷きにした怪談噺です。三遊亭圓朝が明治時代に作ったとされる新作落語が原型で、以後多くの噺家によって演じられてきました。

あらすじはこうです。借金まみれで首をつろうとした男の前に死神が現れ、「呪文を教えてやるから、それを使って病人を救い、謝礼を稼げ」と持ちかけます。患者の枕元に死神がいれば助からないが、足元にいれば呪文で追い払って助けられる、という仕組みです。男は評判の医者として成功しますが、欲が出て死神の定めに逆らおうとします。最後に自分のろうそく(命)を延ばそうとして……という展開で幕を閉じます。

落ちはいくつかのバリエーションがあり、演者によって異なります。圓朝型、談志型など様々な解釈があり、人間の業(ごう)と死の不可避性をテーマにした深みのある演目です。噺家の力量が問われる演目として寄席の大舞台でも演じられます。

使い方・例文

「今日の高座は死神だった。ろうそくが消える場面の表現が独特で、客席が静まり返った」というように、落語会や評論の文脈で演目名として使われます。

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