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染め抜き紋とは?

そめぬきもん

染め抜き紋とは、着物の地色を染める際に紋の部分だけを防染して白く抜き出す技法で作られた家紋で、和装における最上格の紋とされています。

染め抜き紋(そめぬきもん)とは、着物染色する工程において、家紋の部分だけをあらかじめ糊などで防染し、地色がその部分に入らないよう処理することで、地色の中に白く紋を浮かび上がらせる技法です。着物の紋の中で最も格が高いとされます。

染め抜き紋には主に以下の種類があります。

  • 日向紋(ひなたもん):紋の輪郭と模様を白く塗り残す「陽紋」。最も格が高く、五つ紋・三つ紋・一つ紋のいずれにも用いられる。
  • 陰紋(かげもん):輪郭線のみを白く抜く技法で、日向紋よりやや格が落ちる。

染め抜き紋と対比される技法として「縫い紋」(糸で紋を刺繍する)や「刷り込み紋」(後から摺り込む)がありますが、これらは染め抜き紋より格が低くなります。着物の格は「紋の数」と「紋の入れ方」の組み合わせで決まり、染め抜きの五つ紋が最高格(第一礼装)となります。

黒留袖・色留袖・喪服・男性の紋付き羽織袴といった礼装に用いられることが多く、冠婚葬祭の正式な場に欠かせない要素です。現代では着物を誂える機会が減ったこともあり、レンタル着物の紋がシール式や刷り込み式で代用されるケースも増えています。

使い方・例文

結婚式の花嫁衣装で黒留袖を選ぶ際、「五つの染め抜き日向紋が入っていますか」と確認する場面でこの語が使われます。

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