松方幸次郎とは?
まつかたこうじろう
松方幸次郎は、明治〜昭和期の実業家で、ヨーロッパで大量の美術品を収集し、後の国立西洋美術館の基礎を作った人物です。
松方幸次郎(まつかた こうじろう、1866〜1950)は、明治・大正・昭和期を生きた実業家・美術コレクター。明治の元老・松方正義の三男として生まれ、川崎造船所(現在の川崎重工業)の社長を務めた。
第一次世界大戦期の造船景気で財を成した松方幸次郎は、欧州滞在中にロダン、モネ、ゴッホをはじめとする西洋近代美術の作品を大量に購入。その数は数千点に及び、「松方コレクション」として知られるようになった。「日本にルーヴルのような美術館を作りたい」という夢を抱いていたとされる。
しかし、戦後に日本の多くの作品はフランス政府に接収され、その返還交渉を経て1959年に国立西洋美術館(東京・上野)が開館した。同館は松方コレクションを核として設立されたものであり、幸次郎の情熱が現在の文化遺産に直結している。なお美術館の本館建築はル・コルビュジエの設計で、2016年に世界文化遺産に登録された。松方幸次郎は日本における西洋美術普及の先駆者として高く評価されている。
使い方・例文
「国立西洋美術館の所蔵作品の多くは、松方幸次郎がヨーロッパで蒐集した松方コレクションに由来する」という文脈で頻繁に登場します。
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