月の定座とは?
つきのじょうざ
月の定座とは、俳句において「月」という季語が詠まれる定まった場所・句の位置に関する約束事のことです。
月の定座(つきのじょうざ)とは、俳諧・連句の世界で、「月」の季語を詠み込むべき句の位置が定められているという約束事のことをいいます。連句(俳諧の連歌)では複数の句が連なる構造を持ちますが、どの位置に月の句・花(桜)の句を置くかについて、歴史的に発達した形式的なルールがあります。
連句では一般的に、100句からなる百韻や36句の歌仙などの形式があり、それぞれの形式に応じて「月の定座」と呼ばれる決まった位置に月を詠む句を配置します。歌仙であれば、第5句・第17句・第29句など特定の位置が月の座とされることが多く、これにより連句全体にリズムと格調が生まれます。
月が連句において特別な地位を持つ理由は、
- 古来から月は詩歌の中心的なモチーフであること
- 秋の最重要な季語として格が高いとされること
- 連句の流れに変化と締まりをもたらす機能を持つこと
現代の俳句(一句完結)ではこの概念は主に連句の文脈で語られますが、俳句の歴史や連句を学ぶ上では欠かせない基礎知識のひとつです。
使い方・例文
俳諧や連句を学ぶ講座や書物で、句の配置ルールを説明する際に月の定座という言葉が登場します。
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