替わり目とは?
かわりめ
替わり目とは、江戸落語の古典演目で、酔っ払いの夫と健気な妻のやり取りを季節の変わり目に描いた人情噺です。
替わり目は、落語の古典演目のひとつで、酔って帰ってきた夫と辛抱強く支える妻の姿を通じて、夫婦の機微をユーモラスかつしみじみと描いた噺です。「替わり目」とは季節の変わり目を意味し、噺の中では夏から秋への節目が舞台の背景として登場します。
あらすじはこうです。深夜に酔っ払って帰ってきた夫が、うどん屋に声をかけてうどんを注文しながら、妻への悪口をあれこれ言い続けます。「うちの女房は愛想がない」「ろくなものを食わせない」などと散々こき下ろすのですが、妻は夫のために着物を出してやったり、うどんの代金を支払ってやったりと甲斐甲斐しく世話をします。夫がそれに気づかずさらに悪口を続けるうちに、妻の優しさが際立っていきます。最後に夫が妻の行動に気づいたときの落ちが効いた演目です。
この演目は酔っ払いの描写と夫婦の温かみが同居しており、古今亭志ん朝や立川談志など多くの名人が愛した噺として有名です。演者によって酔い方の表現に個性が出るため、聴き比べの楽しみもあります。
使い方・例文
「替わり目の志ん朝版を聴いた。酔っ払いの描写が絶妙で、妻の優しさがじわじわ伝わってくる名演だった」というように、落語会や音源を語る場面で演目名として使われます。
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