書誌ユーティリティとは?
しょしゆーてぃりてぃ
書誌ユーティリティとは、図書館が共同で書誌情報を作成・共有するための大規模なデータベースシステムおよびサービス機関のことです。
書誌ユーティリティ(Bibliographic Utility)とは、複数の図書館が協力して書誌レコードを作成・蓄積・共有するための共同目録システム、およびそのサービスを提供する機関を指します。個々の図書館が独自に目録作業を行うのではなく、一度作成された書誌データを多くの図書館で再利用することで、業務効率の大幅な向上を実現する仕組みです。
世界で最も著名な書誌ユーティリティはOCLC(Online Computer Library Center)で、世界100か国以上の図書館が参加するWorldCatという巨大な共同目録データベースを運営しています。日本では国立情報学研究所(NII)が運営するNACSIS-CATが同様の役割を担い、全国の大学図書館が共同で書誌データを構築・共有しています。
書誌ユーティリティが提供する主な機能は次のとおりです。
- 共同目録作業(コピーカタロギング)による目録業務の省力化
- ILL(相互貸借)サービスの支援
- 全国・全世界の所蔵情報の検索
- 書誌データの標準化と品質管理
書誌ユーティリティの登場により、図書館員は重複した目録作業から解放され、利用者サービスの向上に注力できるようになりました。デジタル化の進展とともに、電子資料や機関リポジトリのデータ管理にも対応範囲が広がっています。
使い方・例文
大学図書館の司書が新しく受け入れた本の目録を作る際、書誌ユーティリティのデータベースを検索して既存の書誌レコードをダウンロードし、目録作業を効率化する場面で使われます。
この用語をシェア
最終更新: