更点とは?
こうてん
更点とは、古代中国や日本で夜間の時刻を刻む単位で、夜を五更に分けてその細分として点を用いた時刻制度です。
更点(こうてん)は、古代中国に起源を持ち、日本でも律令時代から江戸時代にかけて使われていた夜間の時刻制度に関する用語です。「更(こう)」と「点(てん)」を組み合わせた時刻の表し方で、夜を細かく区切るために用いられました。
古代中国・日本の時刻制度では、日没から日の出までの夜間を「五更(ごこう)」に等分しました。一更(初更)は日没後すぐ、五更は夜明け前にあたり、それぞれの「更」はさらに「点」と呼ばれる細分に区切られました。一更は通常5点に分けられ、太鼓や鐘を打って時刻を知らせる「更点を打つ」という慣習がありました。
更点制度の特徴をまとめると、
- 夜の長さが季節によって変化するため、更の長さも季節ごとに異なる不定時法
- 宮廷や城での夜間警護・当直の交代に利用
- 「三更(さんこう)」は真夜中を指し、現代語でも深夜の比喩として使われる
- 中国・日本・朝鮮など東アジア全域で採用された時刻制度
使い方・例文
時代劇や歴史小説で「三更に忍び込む」「初更の鐘が鳴る」といった形で更点の表現が登場し、夜の時刻の雰囲気を伝えています。
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