暫定二車線とは?
ざんていにしゃせん
本来四車線以上で設計された高速道路などを、当面の間は対面通行の二車線として供用している区間のことです。
暫定二車線(ざんていにしゃせん)とは、高速道路や自動車専用道路において、将来的には四車線(上下各二車線)で整備する計画を持ちながら、財政上または需要上の理由から当面は中央分離帯を設けずに対面通行の二車線で供用している区間のことを指します。
通常の高速道路では、上り線・下り線が物理的な中央分離帯によって完全に分離されています。しかし暫定二車線区間では、センターラインのみで上下線が区切られているため、対向車との距離が近く、正面衝突事故のリスクが高いという課題があります。このため、ワイヤロープ式防護柵の設置が進められており、事故件数の低減に効果を上げています。
暫定二車線が生じる背景には以下のような事情があります。
- 路盤や橋梁は四車線分の幅員で整備済みだが、舗装や設備は二車線分のみ
- 交通量が少ない地域での投資対効果の問題
- 国や地方自治体の財政制約
日本では地方の高速道路や地域高規格道路に多く見られ、特に山間部や過疎地域を通る路線に集中しています。四車線化工事が進められている区間も多く、整備が完了すると対面通行の解消と安全性の向上が実現します。
使い方・例文
地方の高速道路を走行していると「対面通行」の標識とともにセンターラインのみで区切られた区間に入ることがあり、これが暫定二車線区間です。追い越しが制限され、速度にも注意が必要です。
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