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方言札とは?

ほうげんふだ

方言札とは、学校で方言を話した児童に罰として首から下げさせた木の札で、標準語普及政策の一環として使われた教育的制裁です。

方言札(ほうげんふだ)とは、主に明治以降の日本で、学校教育における標準語普及を目的として、方言を話した児童に罰として首から下げさせた木製の札のことです。「方言ヲ使フベカラズ」などと書かれたこの札は、次に方言を話した別の生徒に渡すことができ、一日の終わりに持っていた子どもが罰を受ける仕組みでした。

方言札は特に沖縄や奄美などで広く用いられたことで知られています。明治政府による国語統一政策のもと、各地の固有言語・方言は「標準語の妨げ」として否定的に扱われ、学校現場での方言使用が厳しく制限されました。

方言札の問題は次のような観点から現在も論じられています。

  • 子どもたちに自分の言葉や文化への劣等感・羞恥心を植えつけた
  • 地域言語・方言の急速な衰退を招いた一因となった
  • 言語的マイノリティへの人権侵害として批判される
  • 一方で当時の教育政策の文脈では国民統合の手段として位置づけられていた

現在は言語の多様性が重視され、方言の保護・継承が推進されています。方言札は近代日本の言語政策と地域文化の葛藤を象徴する歴史的事例として、教育史や言語学の分野で広く取り上げられています。

使い方・例文

沖縄の学校では、休み時間に島の言葉を話すと方言札を渡され、次の生徒を捕まえなければ自分が罰を受ける仕組みが長く続いていました。

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