排泄自立支援とは?
はいせつじりつしえん
排泄自立支援とは、おむつ使用の高齢者や障害者が自らトイレで排泄できるよう、排泄機能の評価・骨盤底筋訓練・環境整備・行動療法などを組み合わせて自立回復を目指す取り組みです。
排泄自立支援とは、失禁や排泄困難を抱える人が、おむつに頼らずトイレで自立して排泄できるよう、多職種チームが評価・介入・環境整備を行う一連のケアアプローチです。介護保険制度においても「排泄自立支援加算」として評価されており、施設や在宅介護の現場で実践が広がっています。
主な支援の内容は次のとおりです。
- 排泄機能の評価:排泄日誌の記録で排泄パターンを把握し、失禁の原因(切迫性・腹圧性・機能性など)を特定します。
- 骨盤底筋訓練:肛門・尿道括約筋を意識的に締める運動で、尿漏れの改善を図ります。
- タイムドボイディング:決まった時間にトイレへ誘導する「定時排泄」で失禁を減らします。
- 環境整備:手すり設置・ポータブルトイレの活用・衣服の着脱しやすい工夫など。
- 排泄用具の適正選択:おむつの形状・吸収量の見直しも含みます。
排泄はQOL(生活の質)に直結する行為であり、自立が回復することで自尊心の向上や廃用症候群の予防にもつながります。看護師・理学療法士・作業療法士・介護福祉士が連携してアプローチすることが効果的です。
使い方・例文
入院でおむつ使用となった高齢者について、排泄日誌から「2時間ごとに尿意がある」と判明し、定時トイレ誘導と歩行訓練を組み合わせることでおむつ卒業を目指す、というのが排泄自立支援の実践例です。
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