抜染とは?
ばっせん
抜染とは、染色した生地に脱色剤を印捺して色を抜き取り、白や淡い色の模様を作り出す染色技法のことです。
抜染(ばっせん)とは、あらかじめ染色した布地に対して、脱色剤(還元剤・酸化剤など)を含む糊を印刷・捺染し、染料を化学的に分解・除去することで白色や淡色の模様を表現する染色技法です。防染とは逆のアプローチで、染めた後に色を「抜く」ことで柄を作り出します。
抜染の手法は大きく二種類に分けられます。
- 白抜き(ホワイト抜き)— 染料を完全に脱色して白い模様を作る方法
- 着色抜染(カラー抜き)— 脱色と同時に別の染料を発色させ、地色と異なる色の模様を作る方法
工業的な抜染では、インジゴなどの還元染料や反応染料が染められた生地に、ハイドロサルファイト(亜二チオン酸ナトリウム)などの還元剤を含む抜染糊を使用することが一般的です。スクリーン印刷やローラー捺染の工程で使われ、Tシャツや浴衣・デニム生地など多様な素材に適用されています。
抜染は、防染(ろうけつ染め・絞り染めなど)と比べると後加工の自由度が高く、細かい柄表現も可能なため、アパレル産業で広く活用される技法です。環境への負荷を低減するため、現在は使用する薬剤の見直しや排水処理の改善も進められています。
使い方・例文
デニムシャツの白いプリント柄や浴衣の白い文様が、抜染技法によって作られた模様の代表例として挙げられます。
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