手を焼くとは?
てをやく
手を焼くとは、物事の処理や人の扱いに非常に苦労すること、うまく対処できずに困り果てることを表す慣用句です。
手を焼く(てをやく)とは、「手が焼けるほど熱くなる」つまり「手がつけられないほど扱いに困る」という意味から来た慣用句で、ある物事や人物に対してうまく対処できず、非常に苦労している状態を表します。
語源については、火事の際に「手が焼けるほどの炎をどうにかしようとする」様子から来ているという説や、扱いの難しいものに触れようとして手を焦がしてしまうという比喩に由来するという説があります。いずれにせよ、「思うようにならず困難を感じている」という感覚を火の熱さに例えた表現です。
手を焼く場面としてよく挙げられるのは以下のような状況です。
- 言うことを聞かない子どもや部下への対応
- 複雑に絡み合った問題の解決に何度も失敗するとき
- クレームや要求が多く対応が困難な顧客へのサービス
- 古い機械や複雑なシステムの修理・操作
「手を焼く」は主に「〜に手を焼く」という形で使われ、対象となるものへの苦労や困惑を表現します。否定的なニュアンスが主ですが、深刻な困惑よりも「困りながらも何とかやっている」という程度のものにも使われることが多く、ある種のユーモアや親しみを込めた言い方にもなります。
類似の表現には「手に負えない」「お手上げ」「てこずる」などがあり、どれも対処の難しさを表しますが、「手を焼く」は特に継続的な苦労を示すニュアンスが強いです。
使い方・例文
「新しいシステムの操作方法が複雑で、ベテランのスタッフも手を焼いていた」というように、対処に苦労している場面で使われます。
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