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情動調節とは?

じょうどうちょうせつ

情動調節とは、自分の感情(情動)の種類・強さ・持続時間を意識的または無意識的にコントロールするプロセスのことです。

情動調節(じょうどうちょうせつ、emotion regulation)は、感情心理学・臨床心理学の重要な概念で、個人が自らの感情の生起・経験・表現を調整しようとする一連の過程を指します。健康な精神生活や社会的適応に欠かせない能力として研究されています。

情動調節には大きく意識的(意図的)な調節自動的(無意識的)な調節があります。スタンフォード大学のジェームズ・グロスが提唱した「プロセスモデル」では、感情が生まれるプロセスのどの段階に介入するかによって調節方略を分類しています。

代表的な情動調節方略には以下のものがあります。

  • 状況選択・修正:感情を引き起こす状況自体を避けたり変えたりする
  • 注意の展開:感情的な刺激から意識をそらす(気晴らしなど)
  • 認知的再評価:出来事の意味を別の視点から捉え直す
  • 表情・行動の抑制:感情の外的表現を意図的に抑える

認知的再評価は長期的な精神的健康に有益な方略とされる一方、表情抑制は慢性的に使うと心理的コストが高まると指摘されています。情動調節の困難さは、うつ病・不安障害・境界性パーソナリティ障害など多くの精神疾患と関連することが知られており、感情調節を改善する心理療法(DBTなど)も発展しています。

使い方・例文

怒りを感じたとき深呼吸して気持ちを落ち着かせたり、嫌なことを「これは成長の機会だ」と言い聞かせたりする行為が、日常における情動調節の具体例です。

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