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強化ガラスとは?

きょうかがらす

強化ガラスとは、通常のガラスを高温で加熱した後に急速冷却することで、表面圧縮応力を与えて強度を高めたガラスです。

強化ガラスとは、製造工程で特殊な熱処理(焼き戻し処理)を施すことにより、通常のフロートガラスよりも数倍の強度を持たせたガラスのことです。英語では「tempered glass」または「toughened glass」と呼ばれます。

製造の仕組みとしては、まずガラスを約600〜700℃まで加熱し、その後に冷たい空気で急速冷却します。この急冷によりガラス表面が先に固まり、内部がゆっくり収縮するため、表面に圧縮応力・内部に引張応力という層が生まれます。この内部応力のバランスが強度の源です。

強化ガラスの主な特徴は以下のとおりです。

  • 高強度:曲げ強度は通常ガラスの約3〜5倍に達する。
  • 熱衝撃への耐性:急激な温度変化にも割れにくい。
  • 安全な破砕:割れた際に鋭い破片ではなく、細かい粒状になるため怪我をしにくい。
  • 後加工不可:熱処理後は切断や穴あけができない。

建物のドアや間仕切り、シャワールームの扉、自動車のサイドウインドウ・リアウインドウ、スマートフォンのスクリーンプロテクター、テーブルの天板ガラスなどに広く使われています。安全ガラスの規格として各国で基準が定められています。

使い方・例文

スマートフォンに貼る「強化ガラスフィルム」や、オフィスのガラスパーティションなどが身近な例です。自動車のサイドガラスにも用いられており、衝突時に粒状に砕けて安全を確保します。

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