座屈拘束ブレースとは?
ざくつこうそくぶれーす
座屈拘束ブレースとは、圧縮時の座屈を防ぐ外管で芯材を拘束した制振ブレースで、引張・圧縮両方で安定した耐力を発揮します。
座屈拘束ブレース(Buckling Restrained Brace、BRB)は、鉄骨ブレース構造の耐震・制振部材のひとつです。通常の鉄骨ブレースは圧縮力を受けると細長い部材が横へ折れ曲がる「座屈」を起こし、耐力が著しく低下しますが、座屈拘束ブレースではその欠点を解消しています。
構造と仕組み:座屈拘束ブレースは主に次の要素から構成されます。
- 芯材:低降伏点鋼などの延性に優れた鋼材で、引張・圧縮の両方向に力を受け持つ主要要素
- 外管(拘束材):芯材を囲む鋼管やモルタル充填管で、芯材の座屈を物理的に防ぐ役割を持つ
- アンボンド処理:芯材と拘束材の間には滑り材が設けられ、軸力を芯材のみに作用させる
用途と意義:通常の鉄骨ブレースと比べて制振性能が高く、地震エネルギーを熱エネルギーに変換・吸収する「制振部材」として機能します。高層ビル・超高層建築物・橋梁などで採用され、大地震後も建物の損傷を最小限に抑えることが期待されます。
使い方・例文
高層オフィスビルの耐震改修工事で、既存の通常ブレースを座屈拘束ブレースに交換し、建物の制振性能を高める事例が多く見られます。
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