帰宅困難者対策とは?
きたくこんなんしゃたいさく
帰宅困難者対策とは、大規模災害発生時に交通機関の停止などで自宅に戻れなくなった人々を支援するための、行政・事業者・地域が連携した防災上の取り組みです。
帰宅困難者対策とは、地震など大規模な災害が発生した際に、交通機関の運行停止や道路の損壊などにより自宅へ帰宅できなくなった人(帰宅困難者)への対応策です。特に東京などの大都市では昼間人口が膨大なため、この問題が深刻なリスクとして認識されています。
2011年の東日本大震災では、首都圏でおよそ515万人が帰宅困難者となり、徒歩帰宅者が主要道路に溢れ、救急・救援活動の妨げになりました。この教訓を踏まえ、東京都は2013年に「帰宅困難者対策条例」を制定し、一斉帰宅の抑制を基本方針としました。
主な対策は以下の通りです。
- 一斉帰宅の抑制:事業者が従業員を3日分の水食料を備蓄して社内に待機させる
- 一時滞在施設の確保:都や区市町村が学校・公共施設を一時滞在場所として指定
- 駅周辺滞留者対策:鉄道会社や周辺施設が連携して混雑を分散
- 情報提供:交通状況・避難所情報をリアルタイムで発信
国は「むやみに移動しない」ことを原則として普及啓発を行っており、企業の事業継続計画(BCP)の一環としても帰宅困難者への対応が位置づけられています。
使い方・例文
「大地震の発生時、会社の帰宅困難者対策マニュアルに従い、社員は翌朝まで社内に待機した」のように使います。
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