山吹色とは?
やまぶきいろ
山吹色とは、山吹の花のような鮮やかな黄色から黄橙色を指す日本の伝統色です。
山吹色(やまぶきいろ)は、バラ科の落葉低木・山吹(ヤマブキ)の花の色に由来する日本の伝統色で、明るい黄色から黄橙色の色調を指します。
古くから日本人に親しまれてきた色で、平安時代の文学にも登場し、衣装や染め物の色名として広く使われてきました。現代のカラーコードでは概ねHex値 #F6B92B 前後に位置し、純粋な黄色よりもやや橙みを帯びた温かみのある色です。
山吹色が特に有名なのは、黄金色・金色の比喩としても用いられる点で、時代劇や江戸文化の文脈では小判(金貨)の色を指すこともあります。落語や時代小説の名セリフ「山吹色のお菓子」は賄賂を意味する隠語として知られ、文化的な存在感を持つ色でもあります。
染色においては、黄色系の植物染料(刈安・ウコンなど)で染め出す場合が多く、季節的には春の花として山吹の開花時期(4〜5月)にちなみ、春を象徴する色としても位置づけられます。日本の伝統色体系の中でも視認性の高い明るい色のひとつです。
使い方・例文
友禅染の着物や工芸品の配色に山吹色が使われるほか、デザインやイラストで「和風・日本的」な雰囲気を演出したいときに選ばれる色です。
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