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寒冷紗とは?

かんれいしゃ

製本や舞台美術など幅広い分野で使われる粗い目の薄手布で、補強や下地の役割を担う素材です。

寒冷紗(かんれいしゃ)とは、目の粗い薄手の平織り布のことで、英語ではcheeseclothgauzeに相当します。もともとは綿や麻などの天然繊維で作られることが多く、その名称は薄くて通気性が高い性質から来ているとされます。

製本の分野では、本文の背に貼り付けて綴じを補強する芯材として広く用いられます。本を開閉する際にかかる力を分散させ、背割れを防ぐ役割を果たします。上製本ハードカバー)の内部構造には不可欠な素材のひとつです。

舞台・映像の分野でも寒冷紗は活躍します。照明の拡散フィルターとして用いたり、セットの骨組みに張って仕上げ材の下地にしたりと、多目的に使われます。また農業分野では遮光・防霜・防虫のためのシートとして使われる同名の素材もあり、用途の幅の広さが特徴です。

製本用の寒冷紗は薄さと強度のバランスが求められ、糊との相性も重視されます。量産品から職人向けの高品質品まで種類があり、書籍の仕様に合わせて選ばれます。

使い方・例文

上製本を作る工程で、本文の背に寒冷紗を貼り付けることで、繰り返し開閉しても背が崩れにくくなります。

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