如意輪観音とは?
にょいりんかんのん
如意輪観音とは、仏教における観音菩薩の変化身の一つで、如意宝珠と法輪を持ち、衆生のあらゆる願いを叶えるとされる菩薩です。
如意輪観音(にょいりんかんのん)は、仏教における観音菩薩(かんのんぼさつ)の変化身(へんげしん)の一尊で、密教系の観音信仰において重視される菩薩です。「如意」は「思いのままに」、「輪」は「法輪(ほうりん)」を指し、衆生の苦しみを取り除き、あらゆる願いをかなえる功徳があるとされます。
如意輪観音は一般的に六本の腕(六臂)を持つ姿で表現されます。各腕が持つ持物(じもつ)とその意味は以下のとおりです。
- 如意宝珠(にょいほうじゅ):あらゆる願いをかなえる宝の玉
- 法輪:仏の教えを広める象徴
- 蓮華(れんげ):清浄の象徴
- 念珠(ねんじゅ):煩悩を取り除く
典型的な彫像は、膝を立てた姿勢で頬に手を添え、思惟(しゆい)するポーズをとるものが多く、柔らかな表情と優美な造形が特徴です。日本では奈良・大阪を中心に多くの如意輪観音像が伝わっており、奈良県の岡寺や大阪府の観心寺の像が国宝として著名です。
平安時代以降、女性の守り本尊としても信仰を集め、安産・縁結び・現世利益のご利益があるとして広く崇められてきました。
使い方・例文
「境内の本堂に安置された如意輪観音像は、思惟のポーズをとる優美な姿で多くの参拝者が手を合わせる」のように、寺院参拝や仏像の解説文に登場します。
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