大賀典雄とは?
おおがのりお
大賀典雄は、ソニーの第3代社長として経営を率い、CDの規格標準化や世界的なブランド確立に貢献した実業家・音楽家です。
大賀典雄(おおが のりお、1930〜2011年)は、日本の実業家であり声楽家でもあった人物です。東京芸術大学で声楽を学ぶ傍ら、在学中から盛田昭夫・井深大に製品の音質について直言し、その縁でソニーに深く関わるようになりました。
音楽家として東ドイツで本格的なオペラ歌手としてのキャリアを積む一方、ソニーには非常勤で関わり続け、後に正式に入社。1982年にソニー社長に就任し、1995年まで経営トップを務めました。
大賀の功績として特筆すべきは、CD(コンパクトディスク)の国際標準化への貢献です。ソニーとフィリップスが共同開発したCDの規格策定において、音楽の質と利便性を重視する立場から交渉に臨み、収録時間(74分)などの仕様決定に深く関与したとされています。CDは音楽産業のデジタル化を一気に進めた画期的な媒体となりました。
また、大賀はソニーの文化・エンターテインメント事業への進出を積極的に推進し、CBSレコード(後のソニー・ミュージック)やコロンビア・ピクチャーズの買収を主導。「ハードとソフトの融合」というビジョンを具体化した経営者としても知られています。芸術と経営の両方を高い水準で追求した稀有な人物です。
使い方・例文
「CDの父」とも称され、音楽・エレクトロニクス業界の歴史を振り返る際によく取り上げられます。経営と芸術を兼ね備えた人物の代表例としても紹介されます。
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