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大理国とは?

たいりこく

大理国とは、937年から1253年まで現在中国雲南省を中心に存在した王国で、白族を主体とし独自の仏教文化を育んだ地域国家です。

大理国(937〜1253年)は、現在中国雲南省中心に存在した王国で、白族(ペー族)系の段氏によって建国されました。その前身は南詔国(738〜902年)であり、南詔滅亡後の混乱期を経て段思平が大理国を樹立しました。首都は現在の大理市(洱海周辺)に置かれました。

大理国の最大特徴は、仏教が国家の根幹をなした点です。歴代の国王は熱心な仏教信者であり、しばしば王位を退いて仏門に入るほどでした。このため大理は「妙香国(仏の香りの国)」とも呼ばれ、数多くの寺院・仏塔が建立されました。崇聖寺三塔は現在も大理市のシンボルとして残るこの時代の代表的建築物です。

大理国は唐代に発展した南詔の文化・制度を継承し、東南アジア・チベット・中原(宋朝)との交易で栄えました。宋朝とは直接征服されることなく朝貢関係を維持しつつ独自の国家を保ちました。

1253年、モンゴル帝国のフビライ・ハンが率いる軍が雲南に侵入し大理国は滅亡、その後モンゴル帝国(後に元朝)の支配下に置かれました。大理国は現代の白族文化・雲南の歴史的アイデンティティに深く刻み込まれており、現在も雲南省大理白族自治州として名前が受け継がれています。

使い方・例文

武侠小説や中国ドラマに「大理段氏」として登場することが多く、金庸の小説「天龍八部」では大理国の王族が主要キャラクターとして描かれています。

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