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変動為替相場制とは?

へんどうかわせそうばせい

変動為替相場制とは、外国為替市場での需要と供給によって通貨の交換レートが自由に変動する制度のことです。

変動為替相場制(へんどうかわせそうばせい、Floating Exchange Rate System)とは、通貨の交換レート(為替レート)を政府や中央銀行が固定せず、外国為替市場における通貨の需要と供給によって自由に決まるようにする制度です。フロート制とも呼ばれます。

これに対して、政府が特定の交換レートに維持する制度を「固定為替相場制」と言います。第二次世界大戦後から1970年代初頭まで、多くの国がドルを基軸とするブレトンウッズ体制のもとで固定相場制を採用していましたが、1971年のニクソン・ショックを機にアメリカがドルと金の交換停止を発表し、主要先進国は変動相場制へと移行しました。日本は1973年に変動相場制に完全移行しています。

変動相場制の主な特徴と利点は以下のとおりです。

  • 市場の実態に基づいてレートが自動調整される
  • 経常収支の不均衡が為替変動によってある程度是正される
  • 各国が独立した金融政策を実施しやすい
  • 外貨準備を大量に保有する必要性が低い

一方で、レートが大きく変動すると貿易や企業の収益予測が困難になるというデメリットもあります。実際には多くの国が市場の極端な変動を抑えるために為替介入を行う「管理フロート制」を採用しています。

使い方・例文

輸出企業が円安になると海外での販売収益が円換算で増える一方、輸入企業は仕入れコストが上がるのは、変動為替相場制のもとで円の価値が市場によって変動するからです。ニュースで「為替介入」が報じられるのも変動相場制の文脈での出来事です。

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