売上原価とは?
うりあげげんか
売上原価とは、販売した商品や製品を仕入れ・製造するために直接かかったコストのことで、損益計算書の最初に控除される費用です。
売上原価(うりあげげんか、Cost of Goods Sold:COGS)とは、企業が実際に販売した商品・製品・サービスに直接対応するコストのことです。損益計算書では「売上高」からまず売上原価を差し引いて「売上総利益(粗利)」を算出するため、収益性分析の出発点となる重要な数字です。
売上原価の計算方法は業種によって異なります。
- 商業(小売・卸売):期首棚卸高+当期仕入高-期末棚卸高で算出します。
- 製造業:材料費・労務費・製造経費を集計した製造原価を基に、期首・期末の製品在庫を調整して算出します。
- サービス業:直接人件費や外注費など役務提供に直接要したコストが相当します。
「販売費及び一般管理費(販管費)」は売上原価には含まれません。広告費・営業部門の人件費・本社経費などの間接費用は販管費として別に計上されます。このため売上原価の範囲をどう設定するかは業種・会社によって判断が分かれることがあり、注記で開示されます。
売上原価を抑えることが粗利率の改善につながるため、仕入れ交渉・生産効率化・在庫管理など企業経営の核心的な課題と直結します。投資家や経営者が財務分析を行う際に真っ先に確認する指標のひとつです。
使い方・例文
書店が1冊700円で仕入れた本を1,000円で販売した場合、その700円が売上原価にあたります。製造業では工場で使った材料費や作業員の賃金が売上原価の主要な構成要素となります。
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