垂直避難とは?
すいちょくひなん
垂直避難とは、洪水や津波などの水害時に水平移動での避難が困難な場合に、その場で建物の上階へ移動して安全を確保する避難行動のことです。
垂直避難(すいちょくひなん)とは、洪水・津波・高潮などの浸水被害が迫っている際、避難場所へ水平方向に移動する「水平避難」が時間的・地理的に困難な場合に、現在いる建物や近隣の堅牢な建物の上階に移動して命を守る避難行動です。
水害時の避難では、早めの段階で安全な避難場所に移動することが原則ですが、実際の災害では逃げる時間がなくなることがあります。そのような「逃げ遅れ」の状況において、1階から2階以上へ移動するだけでも生存率を大きく高められるケースがあることから、垂直避難は最終的な命の確保手段として位置づけられています。
垂直避難を行う際の留意点は以下のとおりです。
- 浸水深が予想される高さよりも上の階に移動する
- 木造家屋は流出の危険があるため、鉄筋コンクリート造の建物が望ましい
- 屋上への避難が可能な建物を事前に把握しておく
- 電気系統が止まる可能性があるためエレベーターに頼らない
国や自治体は「垂直避難を想定した建物」として一定の耐水・構造基準を定めており、指定緊急避難場所として公表している自治体もあります。あくまでも最後の手段であり、早期の水平避難を優先することが原則です。
使い方・例文
「夜間に急速に河川が氾濫し始めたため、外に出ることをあきらめて自宅の2階に垂直避難して一夜を過ごした。」
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