地滑りとは?
じすべり
地滑りとは、斜面の土砂や岩盤が重力によって比較的ゆっくりと滑り落ちる地盤災害です。
地滑り(じすべり)とは、斜面を構成する土砂・岩石・地盤などがある面(すべり面)を境界として、重力の作用によって比較的緩やかに移動する現象です。土石流や崖崩れと並ぶ代表的な土砂災害の一つであり、農地・家屋・インフラに大きな被害をもたらします。
地滑りは、地下水位の上昇が主要な引き金となることが多いです。大雨や融雪によって地中に水が浸透すると、地盤の粘土層や断層面などが軟弱化・潤滑化し、その面を境に上部の土塊が滑り始めます。このすべり面は地表から数メートル〜数十メートルの深さにあることが多く、崖崩れよりも規模が大きく広範囲に及ぶ傾向があります。
地滑りが発生しやすい条件として、以下の要素が挙げられます。
- 地質:粘土質・泥岩・火山性堆積物が多い地域
- 地形:急傾斜ではなく、なだらかな丘陵地や台地の縁辺部
- 水:豪雨・融雪・地下水の集中
- 人為的要因:切土・盛土・過剰な地下水くみ上げ
日本は地質的に地滑りが発生しやすい地盤が多く、全国に多数の地滑り危険区域が指定されています。国や自治体は地滑り防止法に基づき、抑止杭・排水工・集水井などの対策工事を実施しています。また、地滑りは前兆として地面のひび割れや地鳴り、湧き水の変化が現れることがあり、早期察知が被害軽減の鍵となります。
使い方・例文
「大雨が続いた後、山の斜面が地滑りを起こし、道路が広範囲にわたって土砂に埋まったため、長期間にわたって通行止めとなった。」
この用語をシェア
最終更新: