土岐善麿とは?
ときぜんまろ
土岐善麿は明治から昭和にかけて活躍した日本の歌人・国語学者で、口語短歌の先駆者として短歌史に名を刻んだ人物です。
土岐善麿(とき ぜんまろ、1885〜1980年)は、東京生まれの歌人・国語学者・ジャーナリストです。本名は土岐哀果(とき あいか)とも称し、明治末期から昭和にかけて約一世紀近くを生き、日本の短歌・国語に関わり続けた文化人です。
善麿が短歌史に残した最大の功績は、口語短歌(口語自由律短歌)の先駆です。明治末期から文語体が主流だった短歌の世界に、日常語を用いた表現を積極的に取り入れ、1910年に発表した歌集「NAKIWARAI(なきわらい)」は口語短歌の嚆矢として評価されています。石川啄木とも交流があり、平易な言葉で人間の感情を描こうとする姿勢を共有しました。
- 1885年:東京神田生まれ
- 「NAKIWARAI」(1910年)で口語短歌を先導
- 朝日新聞社に入社し、文化・言語に関する評論や編集に従事
- 国語問題・ローマ字運動にも積極的に関与
- 1980年:94歳で長寿を全うした
また国語学者としての側面も重要で、現代仮名遣いやローマ字表記など、日本語の近代化を議論する場で活発に発言しました。長寿を全うしながら最晩年まで創作を続けた姿は、近代日本の言語・文化の変遷を体現した存在といえます。
使い方・例文
近代短歌の歴史を解説する書籍や授業で、口語短歌の先駆者として啄木とともに土岐善麿の名が挙げられることがあります。
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