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原秩序尊重とは?

げんちつじょそんちょう

原秩序尊重とは、アーカイブズ学の原則で、文書群が作成時の配列・順序を維持すべきとする考え方です。

原秩序尊重(原則:Respect des fonds / Principle of original order)とは、文書群(アーカイブズ)を整理・記述する際に、文書の作成者が付与した本来の配列分類・順序をできる限りそのまま維持するべきとするアーカイブズ学の基本原則の一つです。

この原則は出所原則プロナンス原則)と対をなす概念です。出所原則が「異なる出所の文書を混合しない」という原則であるのに対し、原秩序尊重は「同一出所の文書内部の配列を変えない」ことを求めます。文書の配列には作成者の業務プロセスや意思決定の文脈が反映されており、それ自体が重要な証拠価値を持つとされます。

実務では、文書が発見された時点ですでに無秩序な状態の場合もあります。その際はアーキビストが元の秩序を調査・推定して再構成するか、現状を記録して保存します。無秩序な状態で引き渡された文書群に新たな配列を与えることは、情報の文脈を破壊するとして禁忌とされています。

原秩序尊重の徹底は、文書の証拠能力・信頼性を後世に伝えるための根幹的な作業倫理です。

使い方・例文

行政文書を受け入れたアーカイブズ機関は、担当課が保管していた時の綴り順を変えずに原秩序尊重の原則に従って配架した。

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