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南北問題とは?

なんぼくもんだい

南北問題とは、経済的に豊かな北半球の先進国と、貧困が続く南半球の発展途上国との間に存在する経済格差・不平等の問題です。

南北問題とは、地球上の国々を大きく「北(先進国)」と「南(発展途上国)」に二分し、その間に横たわる経済力・生活水準・政治力などの著しい格差を指す国際的な問題です。地理的に先進国の多くが北半球に、発展途上国の多くが南半球や低緯度地域に集中していることから、この名称が定着しました。

問題の背景には、植民地支配の歴史、工業化・技術革新の恩恵が一部の国に偏ったこと、国際貿易における不公平な構造などがあります。発展途上国は一次産品(農産物・鉱物資源)の輸出に依存しがちで、価格変動の影響を受けやすく、付加価値の高い工業製品を輸出する先進国との交易条件が悪化しやすい「貧富の固定化」が指摘されてきました。

南北問題を議論する主な枠組みとして以下が挙げられます。

  • 国連貿易開発会議(UNCTAD):発展途上国の貿易・開発問題を扱う国連機関
  • G77:発展途上国グループによる政治的連携
  • ODA(政府開発援助):先進国から途上国への資金・技術協力
  • 持続可能な開発目標(SDGs):2030年までの国際的な格差是正目標

近年は「南南協力(発展途上国同士の協力)」や中国・インドなど新興国の台頭によって構図は複雑化していますが、依然として極端な貧困・飢餓・教育格差は深刻な課題として残っています。

使い方・例文

サハラ以南のアフリカ諸国が安全な水や十分な食料にアクセスできない一方、先進国では食料廃棄が問題となる状況が南北問題の典型的な場面として語られます。

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