加藤シヅエとは?
かとうしづえ
加藤シヅエは、日本で初めて誕生した女性国会議員のひとりであり、女性の権利と産児調節(家族計画)の普及に生涯を捧げた社会運動家・政治家です。
加藤シヅエ(1897〜2001年)は、東京都生まれの政治家・社会活動家です。貴族院議員の家庭に育ち、炭鉱経営者と結婚して炭鉱労働者の悲惨な生活を目の当たりにしたことが、社会運動への出発点となりました。
1920年代にアメリカのマーガレット・サンガーと交流し、産児調節(バース・コントロール)の思想を日本に紹介しました。当時の日本では産児調節は禁忌視されており、加藤は講演活動や著作を通じて女性が自ら生殖を選択できる権利を訴え続けました。戦時中はこうした活動を当局に制限されましたが、戦後に復活させました。
1946年の戦後初の総選挙では女性参政権が実現し、加藤は社会党から出馬して当選。日本初の女性国会議員39名のひとりとなりました。議員としては労働・厚生分野で活躍し、産児調節の合法化や家族計画の普及に尽力しました。
103歳という長寿を全うした加藤シヅエは、女性の権利・生殖の自由・社会的平等という三つのテーマを一貫して追い続けた、日本女性史における先駆的な存在です。
使い方・例文
「加藤シヅエの名は、日本における家族計画運動の歴史を語るとき、必ず最初に挙げられます。」
この用語をシェア
最終更新: