利潤追求とは?
りじゅんついきゅう
利潤追求とは、企業や個人が経済活動において収益(利益)を最大化しようとする行動原理のことです。
利潤追求(りじゅんついきゅう)とは、企業・商人・投資家などが経済活動を通じて利益(利潤)をできるだけ多く獲得しようとする動機・行動原理のことを指します。資本主義経済の根幹をなす概念であり、市場メカニズムを動かす重要な原動力とされています。
経済学の視点では、利潤追求は単なる「欲張り」ではなく、資源を効率的に配分し、競争を促し、イノベーションを生み出す原動力として機能すると考えられています。アダム・スミスが『国富論』(1776年)で提唱した「見えざる手」の概念は、各個人・企業が利己的に利潤を追求することが、結果として社会全体の富を増大させるという考え方を表しています。
利潤が生まれる仕組みは次のように整理できます。
- 売上高から原材料費・人件費・設備費などの費用を差し引いた残余が利潤となる
- より少ないコストでより多くの価値を提供できるほど利潤は大きくなる
- 競争が激しい市場では利潤は縮小する傾向があり、独占・寡占市場では拡大しやすい
一方で、利潤追求が行き過ぎると労働条件の悪化・環境破壊・消費者搾取などの弊害が生じるという批判もあります。そのため現代では、利潤追求と社会的責任(CSR)や持続可能性(SDGs)をいかに両立させるかが企業経営の大きなテーマとなっています。
使い方・例文
「スタートアップ企業が新技術を開発・提供する背景には利潤追求の動機があるが、それが同時に社会課題の解決につながるケースも多い。」
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