分光光度計とは?
ぶんこうこうどけい
分光光度計とは、光を波長ごとに分けて物質の吸収・透過特性を定量的に測定する分析装置です。
分光光度計(ぶんこうこうどけい)は、光をプリズムや回折格子で波長ごとに分散させ、試料に照射したときの吸光度や透過率を測定する装置です。試料が特定波長の光をどれだけ吸収するかを数値化することで、物質の種類や濃度を高精度に調べることができます。
基本的な仕組みは、光源→単色光生成→試料セル→検出器という流れで構成されます。
- 光源:可視光域ではタングステンランプ、紫外域では重水素ランプが使用されます
- 単色化:プリズムまたは回折格子で特定波長の光を取り出します
- 測定:試料を通過した光の強度を光電管やフォトダイオードで検出します
- 演算:ランベルト・ベールの法則に基づき、吸光度から濃度を算出します
代表的な活用例として、タンパク質やDNAの濃度測定(280nmや260nm付近の吸収を利用)、水質検査での着色物質の定量、医療診断における血液成分の分析などが挙げられます。
現代では紫外・可視光域を連続的にスキャンできる分光光度計が標準的となり、製薬・食品・環境分析など幅広い分野の品質管理と研究開発を支える基盤計測機器として欠かせない存在です。
使い方・例文
化学の実験室では、溶液の色の濃さから成分濃度を調べる際に分光光度計が使われます。たとえば赤ワインの色素量を定量したり、タンパク質溶液の純度を確認したりする場面で登場します。
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