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備前国とは?

びぜんのくに

備前国とは、現在岡山県東部に相当する旧令制国で、古くから刀剣(備前刀)や焼き物(備前焼)の産地として知られた地域です。

備前国(びぜんのくに)は、かつての日本の地方行政区画である令制国のひとつで、現在岡山県の東部地域に相当します。山陽道に属し、古代から交通の要衝として栄えました。

備前国の特筆すべき産業・文化には以下のものがあります。

  • 備前刀:平安末期から鎌倉・室町時代かけて長船(おさふね)を中心に名工が輩出し、長船派・一文字派などが名声を博した
  • 備前焼:釉薬を使わない焼締め陶器で、六古窯のひとつとして現在も全国的に知られる
  • 農業:吉井川流域の肥沃な平野を生かした稲作が盛ん

政治・歴史的には、戦国時代に宇喜多氏が備前・美作を制して岡山城を拠点とし、豊臣政権下では宇喜多秀家が大大名として君臨しました。江戸時代には池田氏が岡山藩を治め、「備前岡山藩」として藩政を行いました。

明治維新後の廃藩置県・府県合併を経て、備前国の地域は岡山県に統合されました。現在でも「備前」の名は備前焼・備前市などに残り、地域のアイデンティティとして息づいています。

使い方・例文

歴史の授業や刀剣に関する解説では「備前長船」という名で備前国の刀工集団が頻繁に登場します。また陶芸の文脈では「備前焼」として、釉薬を使わない素朴な美しさを持つ焼き物の産地として紹介されます。

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