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傍観者効果とは?

ぼうかんしゃこうか

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傍観者効果とは、緊急事態を目撃した人が大勢いるほど、一人ひとりの助ける行動が抑制されてしまう心理現象です。

傍観者効果(ぼうかんしゃこうか)とは、緊急の助けが必要な場面で、周囲に多くの人がいると、かえって誰も行動を起こさなくなる心理・社会現象です。英語では「bystander effect(バイスタンダー・エフェクト)」と呼ばれます。

この概念は、1964年にアメリカニューヨークで起きたキティ・ジェノヴィーズ事件をきっかけに研究が深まりました。目撃者が多数いたにもかかわらず誰も助けなかったとされるこの事件を受け、社会心理学者のジョン・ダーリーとビブ・ラタネが実験によってこの現象を実証しました。

傍観者効果が生じるメカニズムとして主に二つが挙げられます。

  • 責任の分散:「自分でなくても誰かが助けるだろう」という意識から、一人あたりの責任感が薄れる
  • 多元的無知:周囲の人が動いていないのを見て「たいした問題ではないのかも」と判断してしまう

逆に、目撃者が自分一人のときのほうが行動率が高まることも実験で示されています。この知識を活かして、助けを求める際には「そこの赤い服の方、119番を呼んでください」と特定の人物を名指しすることで、責任の分散を避けられると言われています。

傍観者効果は防犯・防災教育の現場でも重要な概念として取り上げられており、いざというときに正しく行動するための心理的準備に役立てられています。

使い方・例文

「駅のホームで具合が悪そうな人を多くの乗客が見ているのに誰も動かないのは、傍観者効果が働いているからだ」のように、集団行動や心理学の説明で使われます。

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