仁王像とは?
におうぞう
仁王像とは、寺院の山門(仁王門)の左右に安置される一対の守護神像で、阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の二体で仏法と寺域を護る像です。
仁王像(におうぞう)は、仏教寺院の正門(山門・仁王門)の左右に一体ずつ配置される一対の守護神像です。正式には「金剛力士像(こんごうりきしぞう)」と呼ばれ、仏法を守護する力強い武神として信仰されてきました。
仁王像は必ず二体一対で安置されます。
- 阿形(あぎょう):口を開けた像。梵字「阿(あ)」の発音に由来し、一般に右側に置かれる
- 吽形(うんぎょう):口を閉じた像。梵字「吽(うん)」の発音に由来し、一般に左側に置かれる
この「阿吽(あうん)」は宇宙の始まりと終わり、呼吸の吸と吐を象徴するとされ、二体合わせて完全な存在を表すといわれます。像は筋骨隆々とした肉体、怒りを表す厳しい表情が特徴的で、邪悪なものを境内に入れないよう威圧する役割を担います。
日本の仁王像で特に有名なのは、奈良・東大寺南大門に安置された像(鎌倉時代・運慶・快慶らの合作とされ国宝)で、高さ約8メートルの巨大な木彫像です。素材は木彫が主流ですが、石造りや塑像(土・漆喰製)の例もあります。
現在も全国の寺院の門を守る存在として多くの人に親しまれており、「仁王立ち」という言葉がどっしりと立つ様子を表す慣用表現として日本語に定着しています。
使い方・例文
「東大寺の南大門をくぐる前に、左右の仁王像の迫力ある表情に圧倒された」のように、寺院参拝や修学旅行の思い出話でよく登場します。
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