本文へスキップ

乾隆帝とは?

けんりゅうてい

乾隆帝は、清朝第6代皇帝として長期にわたり中国を統治し、最大版図を実現した中国史上有数の名君のひとりです。

乾隆帝(けんりゅうてい、1711〜1799年)は、中国清朝の第6代皇帝で、在位期間は1735年から1796年と60年に及びました。廟号は高宗、諱は弘暦(こうれき)といいます。

乾隆帝の治世は、祖父・康熙帝と父・雍正帝の基盤を引き継いだ「康雍乾盛世」の最後を飾るものであり、清朝の最盛期にあたります。対外的には複数の軍事遠征(「十全武功」と称される10の軍事的勝利)を行い、現在の新疆・チベット・モンゴルを含む史上最大規模の版図を実現しました。

文化面でも乾隆帝は多大な功績を残しています。

  • 「四庫全書」の編纂(中国最大規模の叢書)
  • 書画・陶磁器などの美術品を大量収集・保存
  • 詩を数万首以上詠んだと伝わる多作な文人皇帝

一方で、晩年は側近の和珅(かしん)による腐敗が蔓延し、これが後の清朝衰退の遠因ともなったと評価されています。1796年に皇太子に位を譲り太上皇となり、実質的な権力は維持しながら1799年に世を去りました。長寿と在位年数で中国史上屈指の皇帝として記憶されています。

使い方・例文

中国史の教科書や博物館の清朝コレクション解説で、乾隆帝の名は最盛期の清を象徴する皇帝として頻繁に登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語