乾乳期とは?
かんにゅうき
乾乳期とは、乳牛が次の出産に向けて搾乳を止め、体力と乳腺を回復させるための休息期間のことです。
乾乳期(かんにゅうき)とは、乳牛の飼育管理において、搾乳(さくにゅう)を意図的に止めて牛を休ませる期間を指します。英語では「dry period」とも呼ばれます。
一般的に乳牛は、出産後から次の出産前まで約300日前後にわたって搾乳されます。その後、次回の分娩(ぶんべん)に備えて分娩予定日の約60日前から搾乳を止めるのが乾乳期です。この期間中、乳腺組織は一度休止して再生・修復が行われ、次の産乳に向けた準備が整います。
乾乳期が適切に管理されると、次の産乳期の乳量や乳質が向上するとされています。また、乳牛の体力回復・栄養蓄積にも重要な役割を果たします。乾乳期の管理が不十分だと、乳房炎(にゅうぼうえん)のリスクが高まったり、次の産乳量が減少したりする問題が生じることがあります。
乾乳移行時には、急激な搾乳停止ではなく、搾乳回数を段階的に減らす方法や、乳房内への薬剤注入(乾乳剤)などの管理が行われます。乾乳期は酪農経営における生産性と牛の健康を維持するうえで欠かせない重要な管理サイクルです。
使い方・例文
乾乳期は酪農や畜産の専門的な文脈で登場する用語で、「この牛は現在乾乳期に入っています」のように、乳牛の出産前の休息段階を説明する際に使われます。
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