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九曜紋とは?

くようもん

九曜紋とは、中央の円を8つの小円が取り囲む形を図案化した日本の家紋で、天体の九曜星に由来する格調高い紋です。

九曜紋(くようもん)とは、中央に大きな円を配し、その周囲を均等に8つの小さな円が取り囲む構図の家紋です。合計9つの円が並ぶ姿が、古代中国日本の占星術で用いられた「九曜星」(太陽・月・火・水・木・金・土の7星に羅睺・計都を加えた9天体)を表しているとされています。

この紋は平安時代以降、公家や武家の間で広まりました。とくに細川氏や島津氏など有力な武家がこの紋を使用したことで知られており、格式の高い紋として認識されてきました。円を丸く並べたシンプルかつ均整のとれた意匠は視覚的な美しさがあり、染め抜き・刺繍・蒔絵など様々な工芸技法でも用いられました。

九曜紋にはいくつかのバリエーションがあり、円の大きさや配置、輪郭の描き方などによって「丸に九曜」「陰九曜」など派生した形が生まれています。日本の家紋は家系や地域の象徴として機能しており、九曜紋もその一つとして冠婚葬祭の礼装や神社仏閣の装飾などに今日も受け継がれています。天体への畏敬と美的感覚が融合した紋として、日本の紋章文化を代表する意匠のひとつです。

使い方・例文

江戸時代の武家の家紋帳に九曜紋が記載されており、着物の五つ紋や仏壇の欄間彫刻などで目にすることがあります。

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