中段の構えとは?
ちゅうだんのかまえ
中段の構えとは、剣道で最も基本的かつ重要な構えで、竹刀の切っ先を相手の喉元に向けて正面から対峙する姿勢のことです。
中段の構え(ちゅうだんのかまえ)は、剣道における五つの基本的な構え(中段・上段・下段・八相・脇構え)のうちのひとつで、「正眼の構え(せいがんのかまえ)」とも呼ばれる最も標準的な構えです。竹刀の切っ先を相手の喉元の高さに向け、右足を前・左足を後ろに置いた自然体で対峙します。
中段の構えが「剣道の基本」とされる理由は、攻防のバランスにあります。
- 上段・下段・左右への変化が均等に取れる
- 相手の動きを常に中心線で制することができる
- 打突の機会をつくりやすく、防御にも即座に移れる
- 初心者から上級者まで全段階で使われる普遍的な構え
竹刀の持ち方は右手を鍔(つば)の近くに、左手を柄頭(つかがしら)の近くに置き、両手の力が均等になるよう握ります。剣先の高さや向きは対戦相手との間合いや体格によって微妙に調整されます。剣道だけでなく居合道・古流剣術でも同様の概念があり、「正眼」は剣術全般において攻防一体の理想的な姿勢とされてきました。初段審査から七段・八段の最高位に至るまで、中段の構えの正確さは常に評価の基準となります。
使い方・例文
剣道の稽古では必ず「礼、中段の構えで」と始まり、蹲踞(そんきょ)から立ち上がって互いに中段の構えをとることで試合・稽古が開始されます。
この用語をシェア
最終更新: