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不戦条約とは?

ふせんじょうやく

不戦条約とは、国家間の紛争解決手段として戦争に訴えることを禁止した、20世紀初頭の国際条約です。

不戦条約(ふせんじょうやく)は、正式名称を「戦争放棄に関する条約」といい、英語ではケロッグ=ブリアン条約(Kellogg-Briand Pact)とも呼ばれます。1928年にフランスパリで調印されたこの条約は、国際紛争解決する手段として戦争を用いることを禁止し、平和的手段によって問題を解決することを約束した画期的な取り決めでした。

条約締結の背景には、第一次世界大戦(1914〜1918年)の惨禍があります。未曽有の犠牲者を生んだ大戦への反省から、フランスの外相アリスティード・ブリアンとアメリカの国務長官フランク・ケロッグが中心となり交渉を進め、当初15か国が署名しました。その後多くの国が加盟し、日本も早期に署名しています。

条約の意義と限界として、次の点が挙げられます。

  • 戦争を国家の正当な政策手段とする従来の概念を否定した先駆的文書である
  • 侵略戦争を国際法上の違法行為と見なす基盤を提供した
  • 一方で違反に対する制裁機構や強制手段を欠いており、実効性に限界があった
  • その後も各国は戦争を続け、第二次世界大戦を防ぐことはできなかった

不戦条約の精神はその後、国際連合憲章(1945年)に受け継がれ、現代国際法における武力行使禁止原則の礎となっています。

使い方・例文

「不戦条約は国際法の歴史において、国家が戦争権を自発的に放棄した最初の多国間条約として高く評価されています。」

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