ヴォ・グエン・ザップとは?
ゔぉぐえんざっぷ
ヴォ・グエン・ザップはベトナムの軍事指導者で、フランスやアメリカとの戦争を勝利に導いた「赤いナポレオン」と称される将軍です。
ヴォ・グエン・ザップ(1911〜2013年)は、ベトナム民主共和国の将軍・政治家であり、20世紀を代表する軍事戦略家の一人です。法律を学んだ知識人でありながら、独学で軍事理論を習得し、ホー・チ・ミンのもとでベトナム独立運動の軍事的柱となりました。
1954年のディエンビエンフーの戦いでは、フランス軍の要塞を包囲・陥落させ、インドシナ戦争を終結させる決定的な勝利を収めました。山岳地帯に大砲を運び込む奇策と持久戦術はフランス軍の想定を超えたものであり、植民地勢力に対する民族解放戦争の模範とされました。
その後のベトナム戦争(1955〜1975年)では、ゲリラ戦・トンネル網・民衆との連携を組み合わせた非対称戦法でアメリカ軍と対峙しました。1968年のテト攻勢は軍事的には損失が大きかったものの、アメリカ国内の反戦世論を高め、戦争の転換点となりました。
ザップの戦略思想は「人民戦争論」と呼ばれ、正規軍・ゲリラ・政治運動を統合した総力戦です。現代の非対称戦争研究においても広く参照されています。彼は2013年に102歳で死去し、ベトナムでは国民的英雄として敬われています。
使い方・例文
「ディエンビエンフーの戦いにおけるヴォ・グエン・ザップの戦術は、近代史上の奇跡と呼ばれることがあります。」
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