ヴィタウタスとは?
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ヴィタウタスとは、15世紀初頭のリトアニア大公で、リトアニア大公国を最大版図に拡大し「大王」と称えられた中世東欧の傑出した君主です。
ヴィタウタス(1350年頃〜1430年)は、リトアニア大公国の大公として1392年から1430年まで在位しました。従弟ヨガイラ(後のポーランド王ヴワディスワフ2世)との複雑な権力闘争を経て大公の座を確立し、その後はポーランド・リトアニア連合の枠組みの中でリトアニアの自立と強大化を追求しました。
在位中の最大の軍事的成果は1410年のグルンヴァルトの戦い(タンネンベルクの戦い)です。ヴィタウタスはポーランド軍とともにドイツ騎士団と激突し、これを大破しました。この勝利により長年リトアニアとポーランドを脅かし続けたドイツ騎士団の勢力は決定的に衰退し、バルト海東岸地域の権力バランスが大きく変わりました。
ヴィタウタスの統治下でリトアニア大公国は現在のリトアニア・ベラルーシ・ウクライナ・ロシア西部にまたがる広大な領土を支配し、歴史上最大の版図を実現しました。また彼はキエフルーシの後継者を自任し、タタールやモスクワ公国とも対峙しながら東欧の覇権を争いました。晩年には国王の称号を求めて神聖ローマ皇帝や教皇と交渉しましたが、戴冠を果たさぬまま1430年に死去しました。リトアニアでは今日も国民的英雄として崇敬されています。
使い方・例文
中世東欧史やポーランド・リトアニアの歴史を学ぶ際に登場します。グルンヴァルトの戦いを扱う文脈や、リトアニアの国家形成の頂点を語る場面で必ず言及される人物です。
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