ヴィクトリア・ムローヴァとは?
う゛ぃくとりあむろーう゛ぁ
ヴィクトリア・ムローヴァは、旧ソ連出身のヴァイオリニストで、冷戦期に西側へ亡命したことでも知られる世界的な演奏家です。
ヴィクトリア・ムローヴァ(Viktoria Mullova、1959年生まれ)は、ロシア(旧ソ連)出身のヴァイオリニストです。モスクワ音楽院でレオニード・コーガンに師事し、若くして卓越した技術と音楽性を発揮しました。1982年にはシベリウス国際ヴァイオリン・コンクール(フィンランド)で優勝、同年のチャイコフスキー国際コンクールでも金メダルを獲得するなど、その実力は国際的に高く評価されました。
1983年、フィンランド公演の後にスウェーデンを経由して西側に亡命したことは大きなニュースとなりました。ソ連政府は当初その才能を国家の宣伝として活用していただけに、この亡命は外交問題にも発展しました。指揮者のクラウディオ・アバドやサイモン・ラトルとも共演を重ね、国際的なキャリアを確立しています。
ムローヴァの演奏スタイルの特徴は以下の通りです。
- 透明感のある音色と精密な音程
- 感情に流されない知的なアプローチ
- バッハなどバロック音楽への深い理解
- ジャズや民俗音楽にも積極的に取り組む探求心
年月を経て演奏スタイルはより自由で表情豊かになり、バロックヴァイオリン(ピリオド楽器)への取り組みでも注目を集めています。クラシック音楽界でもっとも個性的な演奏家の一人として、現在も精力的に活動を続けています。
使い方・例文
クラシック音楽のコンサート情報や演奏家の紹介記事でヴァイオリニストを特集する際に取り上げられ、冷戦時代の亡命音楽家として音楽史の授業でも言及されることがあります。
この用語をシェア
最終更新: