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ヴァーツヤーヤナとは?

ゔぁーつやーやな

ヴァーツヤーヤナとは、古代インド哲学者・著述家であり、恋愛・性愛・人生の快楽を体系的に論じたサンスクリット文献『カーマ・スートラ』の著者として知られる人物です。

ヴァーツヤーヤナ(Vātsyāyana)は、古代インド哲学者・著述家です。生没年は不明ですが、おおむね紀元3〜5世紀頃に活動したと推定されています。その名をムッランガ(Mallanaga)とも伝えられますが、詳しい伝記的事実はほとんど残っていません。

ヴァーツヤーヤナが著したとされる『カーマ・スートラ(Kāmasūtra)』は、サンスクリット語で書かれた古典文献で、カーマ(愛・欲望・快楽)に関する知識を体系的にまとめたものです。全7巻・36章・64節から構成され、恋愛・求愛・夫婦生活・不倫・遊女との交際・媚薬など多岐にわたる主題を論じています。

この著作はしばしば性愛マニュアルとして誤解されますが、その内容はより広く人間関係・社会生活・快楽の哲学にまたがるものです。古代インドの思想体系では「ダルマ(法・倫理)」「アルタ(財・実利)」「カーマ(愛・快楽)」「モークシャ(解脱)」が人生の四大目的とされており、カーマ・スートラはこのうちカーマの追求を論じた書物として位置づけられます。

『カーマ・スートラ』は19世紀後半にリチャード・バートン卿によって英訳・欧米に紹介されて以来、世界的に広く知られるようになり、インド文化・哲学・文学を理解するうえで欠かせない古典的文献の一つとなっています。

使い方・例文

古代インドの文学・哲学を紹介する記事や、世界の古典文学を特集する場面でヴァーツヤーヤナおよび『カーマ・スートラ』の著者として名前が登場します。

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