ローマ数字和音記号とは?
ろーますうじわおんきごう
ローマ数字和音記号とは、調の中での和音の機能的位置をローマ数字で表す和声分析の記号体系で、どの調にも共通して適用できる汎用的な表記法です。
ローマ数字和音記号(英: Roman numeral analysis)とは、和声分析において和音の根音が音階の何番目の音に当たるかをローマ数字(I〜VII)で示し、和音の性質(長・短・減・増)を大文字・小文字で区別する記号体系です。
- 大文字(I・IV・V):長三和音
- 小文字(ii・iii・vi):短三和音
- 小文字+○または°(vii°):減三和音
- 第7音を加える場合はV7のように数字を添える
この記号体系の最大の利点は、調に依存せず和音の機能的な関係を一目で把握できる点にあります。たとえばハ長調のI(C)もト長調のI(G)も、どちらも「その調の主和音」として同じ記号で表され、調性音楽の構造を抽象的に分析できます。
クラシック理論では主に機能和声の分析(主・属・下属の関係)に使われ、ポップスやジャズ理論では転調・モーダルインターチェンジ・ダイアトニックコードの説明に頻用されます。音楽教育の現場では和声課題の採点・添削にも不可欠な共通言語となっています。
使い方・例文
「この曲の進行はI→IV→V→Iです」という表現は、ハ長調ならC→F→G→C、ト長調ならG→C→D→Gに相当し、ローマ数字で書けば調が異なっても同じ構造であることが分かります。
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